概要
実際の臨床研究における解析方法,論文での記載法や読み方,などについて話し合います.1回のセミナーにつき約1名の参加者に,ご自身の専門分野について研究紹介や日頃疑問に思っていることなど自由な形で話題を提供していただいています.それに基づいてこちらから統計学的な内容の解説を行っています.
実践的なセミナーとしてJMPセミナーも実施しております. 詳しくはこちら(学内専用).次回の開催
以下のセミナーは,現在の新型コロナウィルスに関する指針に沿いまして、開催を中止する運びとなりました。誠に申し訳ございませんが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
第41回 臨床統計セミナー(特別公開:どなたでも参加できます)
日時: 2020年3月17日(火曜日)18:00~
場所: 佐賀大学医学部講義棟3階 コンピューター演習室
演者: 野間 久史 准教授(統計数理研究所, データ科学研究系)
演題:「臨床研究・疫学研究における傾向スコアマッチング:
New England Journal of Medicineの事例から学ぶ理論・方法とEZRによる解析」
受講申込:不要 (参加費無料)
本セミナーはソフトウェア操作のセミナーであり,さらにはセキュリティ上の理由により,
以下のいずれかが受講条件となります.
- コンピューター実習室備え付けのコンピュータにログインできる
(注)学内ID(メールアドレスの@より前の部分)とそのパスワードでログイン可能です.
- ご自身のノートPC(EZRインストール済み)の持ち込むことができる.
- コンピュータ操作は不要で,聴講だけでも良い
※事例データセットは下記からダウンロードできます(学内専用)
【 事例データセット】
今後の予定
回 | 日時 | 発表者 敬称略 | 内容 |
---|---|---|---|
41 | 3月17日(火) (特別公開:どなたでも参加できます) | 野間 久史(統計数理研究所, データ科学研究系 准教授) | 臨床研究・疫学研究における傾向スコアマッチング: New England Journal of Medicineの事例から学ぶ理論・方法とEZRによる解析 |
42 | 4月日() | 高守 史子(臨床研究センター) | |
43 | 5月日() |
過去の開催
2020年
回 | 日時 | 発表者 敬称略 | 内容 |
---|---|---|---|
40 | 2月25日(火) | 中島 夏奈(循環器内科) | 左房平均電位と低電位領域の関係〜閾値のある2変数の統計〜 |
39 | 2月4日 | 室谷 健太(久留米大学バイオ統計センター) |
実際の臨床論文から学ぶ,自施設の臨床データの統計的なまとめ方 ポスター: 【pdf】 ビデオ : 【特設ページ】(学内専用) |
38 | 1月23日 | 田尻 涼(臨床研究センター) | 主成分分析について |
37 | 1月16日 | 川野 啓成(医学系研究科博士課程) | 佐賀大学医学部附属病院 下肢救済カンファレンス検討症例の栄養状態の評価 |
2019年
回 | 日時 | 発表者 敬称略 | 内容 |
---|---|---|---|
36 | 11月26日 | 蒲池 和晴 (血液腫瘍内科) | 当院でのAzacitidine使用例における治療成績および治療効果予測因子についての後方視的検討 |
35 | 11月7日 | 竹下 光英(循環器内科) | 2型糖尿病患者に対するStatin/Ezetimibe併用療法の検討 |
34 | 9月17日(火) | 岩坂 知治(医学系研究科博士課程) | フレイルの有症率調査と欠損値補完 |
33 | 7月22日(月) | 野見山 亮(国立病院機構佐賀病院 産婦人科) | 妊娠22週~25週の羊水過少を伴う前期破水症例における羊水灌流療法の有用性について |
32 | 6月27日(木) | 武富 啓展(消化器内科) | 日本におけるバレット食道と大腸ポリープの関連性 |
31 | 5月30日(木) | 田中 智子 (産婦人科) | 早産期前期破水における新しい抗菌薬の提案~新旧管理方針の比較方法について~ |
30 | 4月22日(月) | 島ノ江 千里 (臨床研究センター) | 日本人のストレス対処行動とFBXO45遺伝子との関連ー遺伝統計学に詳しくない研究者の全ゲノム解析ー |
29 | 3月11日(月) | 北村 浩晃(佐賀大学医学部血液・腫瘍内科、唐津赤十字病院内科) | 慢性骨髄性白血病におけるイマチニブ中断後の高感度RQ-PCR法によるBCR-ABL1の検出 |
28 | 2月12日 | 中島 夏奈(循環器内科) | 心房細動アブレーション施行患者における構造的リモデリングの性差と臨床成績の検討 |
27 | 1月15日 | 野間 久史(統計数理研究所, データ科学研究系 准教授) | EZRによる臨床研究の統計解析:入門編 |
2018年
回 | 日時 | 発表者 敬称略 | 内容 |
---|---|---|---|
26 | 12月13日 | 原田 陽平(血液・呼吸器・腫瘍内科) | 初心者の傾向スコアを用いた共変量解析の実施例(傾向スコアを用いた交絡因子の調整) |
25 | 11月13日 | 山地康大郎(一般・消化器外科) | HCV陽性肝細胞癌の外科根治切除におけるオカルトHBVの感染率と術後予後についての検討 |
24 | 10月9日 | 貞嶋栄司(佐賀県医療センター好生館) | 時間依存性ROC解析と適用事例について |
23 | 9月6日 | 中富崇史(JCHO佐賀中部病院放射線部) | 胃検診使用薬剤を決定するために用いた統計学的考察 |
22 | 8月7日 |
川崎寿磨子(看護部) 川口淳 |
初産婦の産後1か月の育児肯定感に影響を及ぼす要因 解析結果表のまとめ方について |
21 | 7月12日 | 野間 久史(統計数理研究所) | 臨床研究の計画・解析・報告のための生物統計学の基礎 |
20 | 6月14日 | 伊藤みか(臨床研究センター) | 外来維持血液透析患者の自己管理行動と健康関連QOLの関連 |
19 | 5月15日 |
岡本翔(血液・腫瘍内科) 川口淳 |
傾向スコアマッチングについて マッチングと共変量調整について |
18 | 4月24日 |
谷川 義則(麻酔科蘇生科) 川口淳 |
腹臥位鏡視下食道切除術に伴う胸郭肺コンプライアンスの変動に関する調査 経時測定データ解析について |
17 | 3月14日 | 杉岡 隆 (地域医療支援学講座) | 一般採血結果から酸塩基平衡を予測する |
16 | 2月7日 | 小向 翔 (臨床研究センター) | 生存時間解析について |
15 | 1月16日 | 室谷健太 (愛知医科大学病院臨床研究支援センター) | 中止 |
2017年
回 | 日時 | 発表者 敬称略 | 内容 |
---|---|---|---|
14 | 12月21日 |
古賀浩木 (消化器外科) 川口淳 |
「非B非C肝細胞癌外科切除術例におけるオカルトHBV感染の状況」 「サブグループ探索について」 |
13 | 12月12日 |
田代克弥 (小児科) 川口淳 |
「乳幼児ロタウィルス感染症における脱水の特性」 「情報量規準AICについて」 |
12 | 11月8日 |
三浦大介 (麻酔科蘇生科) 川口淳 |
「経カテーテル的大動脈弁移植術後の急性腎障害の発生に与える造影剤の影響」 「ROC解析について」 |
11 | 10月18日 |
宮原一三 (医学系研究科 修士課程 看護学専攻) 川口淳 |
「術後ICU入室患者における睡眠・覚醒リズムのデータ解析」 「正規性検定とt検定の関係について」 |
10 | 9月20日 |
古島智恵 (看護学科看護基礎科学講座) | 「分散分析における球面性検定は必要か?」 |
9 | 7月12日 |
佐藤俊太朗 (長崎大学病院臨床研究センター) | 「さまざまな医用データの可視化」 |
8 | 6月14日 |
島ノ江千里 (社会医学講座予防医学分野) |
「自覚ストレスや抑うつの尿中DNA酸化損傷マーカー (8-OHdG) との関連:J-MICC study SAGA」 ー疫学研究における交絡・介在・交互作用の検討ー |
7 | 5月10日 |
川崎寿磨子(看護部) 森本眞寿代(看護部) |
妊娠期の自己管理状況と産後1か月の精神状態が 育児肯定感に影響を及ぼす要因-高年初産婦と34歳以下初産婦の比較検討- A大学病院で出産した高齢経産婦の産後1か月までの育児不安の実態-35歳以上と34歳以下の比較- |
6 | 4月12日 |
錦戸利幸(循環器内科) 甘利香織 (佐賀県医療センター好生館 救命救急センター) |
BMIの減少は心不全の再入院と予後に関係する 緊急IVRまでの所要時間と総輸血量の群比較 |
5 | 3月8日 |
佐藤景子(臨床研究センター) 岡本翔 (血液・腫瘍内科) |
サンプルサイズの考え方・計算について 医学基礎研究で良く用いる統計学的手法についてのまとめ |
4 | 2月8日 |
北村浩晃 (血液・腫瘍内科) | 造血器腫瘍患者の中心静脈カテーテル関連血流感染症の発生に挿入時の環境による違いはあるのか? |
3 | 1月7日 |
西田有毅 (血液・腫瘍内科) | 多発性骨髄腫患者における全身CTによる長管骨病変の自動計測 腫瘍量と予後との関連 |
2016年
回 | 日時 | 発表者 敬称略 | 内容 |
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2 | 12月7日 |
長友大輔(循環器内科 ) 岡政史(小児科) |
自施設で後ろ向き右心カテーテルと予後をみた研究の統計法について 未熟児検診データから読み解く,腎障害リスクと腎予後 |
1 | 11月9日 |
川口淳 (地域医療科学教育研究センター) 吉田寿子 (臨床研究センター) | introduction |